誰をスカウトするか問題

なしルナ初挑戦ということで、まず心配なのは『スカウト』問題。

 

引き継ぎありでプレイしていた時は、友好度や技能レベルをアップして簡単にスカウトできたもんですが。今回それができないということなので、大丈夫かなと心配しつつ…

まずは彼女、リシテア=フォン=コーデリア。彼女はぜひスカウトしたいもんです。

 

エーデルガルトとの関係が意外と根深いという事、つい最近知ったのです。同じクラスにしたことは勿論無いので、今回はしっかりと支援会話を聞いてみようと思います。

で、リシテアが来るなら彼!ローレンツ=ヘルマン=グロスタール!!…というかテュルソスの杖。その後は2軍ベンチか、フェルディナントの回復役かどちかが定席。キャラクター的には大好きなんですけどね。イイ奴だし。

 

そして、せっかく黒鷲に進むのだし、青鹿の仲良し三人組から誰か一人は来てもらいたいです。シルヴァンかフェリクスかイングリットか。

いろいろ考えた結果、あまり思い入れのないイングリットにしようと思います。王国以外でのエンディングその後も見てみたいです。帝国の一員になったら、彼女の家も金持ちになれたりするのでしょうか?興味津々です。

対教団要員としてシャミア=ネーヴラントも。“ハンターボレーおばさん”ってニックネーム、考えた人は天才やと思います。個人的には顔も性格も一番好みな女性キャラクターです。

 

後は、ドロテアがいるのだからマヌエラ先生とか、リンハルトとリシテアがいるのだからハンネマン先生なんかもいたらいいのか。でも、エミールさんも仲間になるしなぁ、そうなると姉貴がいたほうが楽しいのか…なんて、果たしてそんなに簡単に引き抜きできるのかしら?なしルナですよ、なんせ。下駄どころか、シークレットブーツ履かせて強引にナンパしてきたわけで、引き継ぎボーナスなしでスカウトなんて出来るのか?

 

しかも、あんまり遅いタイミングでウチのクラスに来てもらっても、ちゃんと育てられる自信なんてないし。。。

 

 

…そんな、呑気で怠惰な妄想生活に浸っている時、突然の悲報が。

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酒井くにお・とおるのお兄さん、酒井くにおさんがお亡くなりになったとの事。

 

ずいぶんと昔、僕は関西のとある制作会社で、いわゆるADという仕事に就いていました。今はもう放送業界のADって、けっこう楽チンになっているみたいですが、僕がやっていた頃なんて本当にゴミ扱いで。

 

その日も、両手に紙袋2つずつ、肩からはデンスケ、背負ったリュックサックはパンパンという、見るからにうだつの上がらない、出世の見込み薄そうなADスタイルで、局内を走り回っておりました。

 

長い長い廊下の先にスタジオがあって、そこに両手いっぱいの荷物や機材やケータリングなどを運び込まなくちゃいけない…ヒイヒイ言いながら廊下を小走りしつつ、ふと顔を上げると、遠くでスタジオの扉を開けたままで待ってくれている人がいて。

 

近付いてみると、それは酒井くにおさんでした。

 

2~3日ほど家に帰れていない状態、寝ぐせ放題シャツは皺だらけで、見た感じまるでコ○キな僕に、酒井くにおさんは「大変ですね、大丈夫ですか?」と、柔らかい、優しい微笑みをたくわえつつ、ドアを開けたままの姿勢で、僕をスタジオに招き入れて下さいました。

 

 

前にも少し書きましたが、僕は、友達だとさえ思っていた2人の男たちに騙されて、お金も住むところも仕事さえも失い、借金まで作るはめになってしまいました。

 

人生も終盤に差し掛かろうという自分には厳しすぎる仕打ちです。もう他人なんて信じることはできないし、残りの人生はその2人組の詐欺師どもを憎悪するためだけに費やされていくことと思います。

 

それでも、あの日の、酒井くにおさんの優しさや、収録が終わった後に聞かせていただいた、漫才と舞台に対する熱い思い(くにおさんだけでなく、相方で弟のとおるさんも一緒にいらっしゃいました)、そして、何度も何度も「この歳になっても、こうやってね、お仕事をいただけること、本当にありがたいと思うんですよ。」と、僕らスタッフに感謝の言葉をくださったこと、思い出す度に、その間だけはちょっぴり癒されるような、ほっこりするような気持になれるのです。

 

あの時のくにおさんとあまり変わらない年齢になってしまったのに、ぜんぜん優しくなれない自分に対して腹立たしく思います。それでもいつの日か、生きている間に、あの時にそっと扉を開け続けてくれたような、そんな優しさを普通に見せられるようになったらいいなと思いつつ…酒井くにおさん、心よりご冥福をお祈りいたします。